テレビでやっていたのですが、今年2025年はビデオテープの「2025年問題」と言われています。
今回はなぜ今年がビデオテープの2025年問題なのか、簡単にご説明したいと思います。
それでは今回もよろしくお願い致します。
背景
VHSなどのビデオテープの耐用年数は約20~30年とされています。
1990年代後半にビデオテープが普及のピークを迎えたため、この時期に製造されたテープが徐々に寿命を迎えています。
また家庭用ビデオデッキの生産は2016年に終了しました。
業務用の再生機器も製造中止が相次いでいます。これにより、ビデオテープを再生する手段がなくなるリスクが増大しています。
問題点
磁気テープは時間と共に物理的に劣化し、映像や音声が再生できなくなることがあります。
カビやテープの伸び、破損などが原因です。
またビデオデッキの部品供給や修理技術が失われつつあり、故障した場合に修理が困難になっています。
対応策
早急にビデオテープをDVD、ブルーレイなどに変換することが推奨されています。以下の方法があります。
自分でダビング
ビデオキャプシャーとビデオレコーダーを使用する方法です。
それかDVDとビデオが一体化したレコーダーをお持ちであれば、それを使ったダビングも可能です。
パソコンが不要でビデオテープをデジタル保存できる商品です。
— ぎふく米沢@創業4年目✨ (@iiyone2022) February 9, 2025
サンワダイレクト ビデオキャプチャー デジタル保存 PC不要 USB/SD/HDD 保存 HDMIでテレビ出力 モニター付き 400-MEDI029 https://t.co/RBYwnIKxx6 #Amazon via @Amazon
専門業者に依頼
高品質なデジタル化が可能で、テープの状態に応じた適切な処理が期待できます。
カメラのキタムラさんでは「思い出レスキュー」という名でビデオテープからDVDに保存してテレビで見れるサービスを行っています。
またカメラのキタムラさんではビデオテープだけでなく、8ミリフィルムのDVD保存も行っています。

具体例
大手の写真・ビデオサービス提供会社では、ビデオテープからDVDへのダビングサービスを提供しています。例えば、「カメラのキタムラ」さんでは全国の店舗でこのサービスを行っています。
一部の専門業者は、月間で大量のダビング依頼を処理しており、特に年末や2025年問題の影響で需要が増加しています。
警告と推奨
2019年にユネスコが「マグネティック・テープ・アラート」を発表し、磁気テープのデジタル化を促しました。
また2025年までにあと数日という時点で、多くの人々がビデオテープのデジタル化に動き出しています。