今回は「2段階認証」について、パソコンやスマホが苦手な方にも分かるように、やさしく説明します。
それでは今回もよろしくお願い致します。
目次
2段階認証とは?
2段階認証とは、ネットのサービスにログインするときに「パスワード」だけでなく、もう1つ別の方法で本人確認をする仕組みです。
たとえば、AmazonやLINE、銀行のネットサービスなど、いろいろな場所で使われています。
どうして必要?
最近は、パスワードが盗まれてアカウントが乗っ取られる被害が増えています。
もしパスワードがバレてしまっても、2段階認証を設定していれば、もう1つの確認が必要なので、悪用しようとする人が勝手にログインするのを防げます。
どんな仕組み?
2段階認証は、次の2つのステップで本人確認をします。
- パスワードを入力する(いつも通りのログイン)
- もう1つの認証をする(例:スマホに届く6桁の数字を入力)
この「もう1つの認証」には、いくつか種類があります。
2段階認証で使われる「3つの要素」
- 知識情報:自分だけが知っているもの(パスワードや暗証番号)
- 所持情報:自分だけが持っているもの(スマホ、カード、ワンタイムパスワードなど)
- 生体情報:自分の体の特徴(指紋、顔など)
2段階認証では、たとえば「パスワード(知識情報)」+「スマホに届く数字(所持情報)」のように、違う種類を組み合わせることで安全性を高めます。
よくある2段階認証の方法
【ワンタイムパスワード】
ログイン後、スマホやメールに6桁などの数字が送られてきて、それを入力する方法です。
この数字は毎回変わるので、安全性が高いです。
【認証アプリ】
「Google Authenticator」や「Microsoft Authenticator」などのアプリで、一定時間ごとに変わる数字を表示してくれます。
【SMS認証】
スマホのショートメール(SMS)に数字が届きます。
【生体認証】
指紋や顔で本人確認する方法も増えています。
2段階認証のメリット
・パスワードがバレても、もう1つの認証があるので安心
・アカウントの乗っ取りや不正利用を防げる。
・お金や個人情報を守ることができる。
2段階認証のデメリットや注意点
- 毎回数字を入力する手間が増える。
- スマホをなくした場合、ログインできなくなることもあるので、バックアップ方法を確認しておきましょう。