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工事担任者って何?資格名が変わっていた・DD三種が 第二級デジタル通信に

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工事担任者について説明するメイン画像

工事担任者(こうじたんにんしゃ)とは、電気通信回線に端末設備などを接続する工事を行う際に必要な国家資格です。

例えば、オフィスや家庭でインターネット回線や電話回線を引く際、その工事を安全かつ適切に行うためには、一定の知識と技術が求められます。

工事担任者は、その工事の設計・施工・監督を行うことができる専門家であり、総務省が認定する資格です。

工事担任者の資格は私もだいぶ前に取得した資格の一つです。

今回は久しぶりに資格について調べたところ、名称などが変わっていたのでご紹介します。

それでは今回もよろしくお願い致します。

工事担任者第2級デジタル通信 要点解説テキスト&問題集

目次

工事担任者資格の種類

従来、工事担任者資格は以下のような種類がありました。

  • アナログ(AI種)
  • デジタル(DI種)
  • デジタル・データ通信(DD種)
  • 総合種

この中で「DD第3種」は、主にデジタル回線(ISDNや光回線など)を用いた端末設備の工事を担当できる資格として、多くの技術者に親しまれてきました。

資格名が変わった理由

近年、通信技術の進化や法制度の見直しにより、工事担任者資格の体系が大きく変更されました。

2023年4月から、資格名や区分が整理され、より分かりやすく、現代の通信環境に即したものとなりました。

主な変更点

  • DD第三種 → 第二級デジタル通信
    これまで「DD第三種」と呼ばれていた資格は、「第二級デジタル通信」という新しい名称に変更されました。
  • 他の種別も同様に、「アナログ」「デジタル」などの表記が整理され、級ごとに区分されるようになりました。

新しい資格体系

新しい資格体系は以下の通りです。

  • 第一級デジタル通信
  • 第二級デジタル通信(旧DD第3種)
  • 第一級アナログ通信
  • 第二級アナログ通信
  • 総合通信

これにより、資格の名称と対応する工事範囲がより明確になりました。

DD第三種(現・第二級デジタル通信)の特徴

「DD第三種」は、主にデジタル回線を利用した端末設備(例:インターネット、IP電話、LAN配線など)の工事を担当できる資格です。

新名称の「第二級デジタル通信」でも、その役割は変わりません。

この資格を持つことで、以下のような工事が可能です。

  • 光回線やISDN回線の宅内配線工事
  • ネットワーク機器の設置・接続
  • 通信設備の保守・点検

他の資格の名称変更について

DD第三種以外の資格の名称変更についても調べてみました。

改正前(旧名称)改正後(新名称)
AI・DD総合種総合通信
AI第一種第一級アナログ通信
AI第二種廃止
AI第三種第二級アナログ通信
DD第一種第一級デジタル通信
DD第二種廃止
DD第三種第二級デジタル通信
  • 「~種」という表記が「~級」に変更されました

AI第二種とDD第二種は廃止され、現在は5種類の資格体系となっています

まとめ

工事担任者は、通信インフラを支える重要な国家資格です。

技術革新や法改正により、資格名や区分が見直され、より現代のニーズに即したものとなりました。

特に「DD第3種」は「第二級デジタル通信」として生まれ変わり、今後もデジタル社会を支える技術者の登竜門となるでしょう。

これから資格取得を目指す方は、新しい名称や制度をしっかり確認し、時代に合ったスキルを身につけていくとよいかと思います。

またご自身が取得した資格も名称が変わっていたりする場合もあるので、
この機会に確認してみるのもいいのではないでしょうか。

今回も最後まで読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。

ぎふく米沢 宍戸

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