ゴールデンウィークのような連休が終わり、長期休暇の後に学校に行きたくなくなったり、会社に行きたくないといった気持になる方は多いのではないでしょうか?
5月病について調べたところ、5月病と呼ばれる病気は存在しません。入学試験で合格して、やっと大学に合格した新入生が、ゴールデンウィーク明け頃に無気力な状態になることから名づけられたそうです。
大学生だけでなく、新入社員にも見られます。
以前テレビで退職代行を行っている会社の特集を見ました。私も転職の経験があるので、上の方に伝えづらいという気持ちは、よく分かります。
嫌々、会社に行って体調を崩し、最悪、うつ病にでもなったら大変です。うつ病になる位であれば、やめてもいいと考えています。
今回は5月病のサインと、5月病と鬱病の違いについて説明したいと思います。それでは今回もよろしくお願いします。
学校に行きたくないという気持ち
学校になじめず、悩んでいるお子さんはいらっしゃらないでしょうか。
私も学生自体に勉強の事で悩んだ時期があります。今にして思えば、なぜ、あの時悩んだんだろうと思う事もあります。
勉強だけでなく人間関係でも悩みことがあるかと思います。ですが今、置かれている状況が全てではありません。卒業すれば、みんな、離れ離れです。
私が学生だった頃に不登校だった同級生もいます。少し厳しい事を言うようですが、今は高校まで行かないと、大人になって、なかなか働ける場所はありません。
ハローワークなどでも「学歴不問」と書いている所もありますが、それが現実だと思います。ですが大人になってから高校を出る事も可能です。
大器晩成(たいきばんせい)という言葉がありますが、後から挽回することも可能です。
ちなみに大器晩成とは「本当の大人物は、若いころは目立たず、徐々に実力を養っていって後に大成するということ。」という意味です。
なので、今は不登校で悩んでいても焦らず、自分の得意な事を伸ばしていければいいかと思います。それがいつか大人になってから、大きな武器となります。
会社に行きたくないという状況になったら
連休があけ5月病になってしまった方はいらっしゃらないでしょうか?ゴールデンウィークが10連休近くあった方は、特にそういった気持ちになった方は多いかと思います。
私は5月病になったことはありませんが、仕事で苦手なCAD(キャド)の仕事を頼まれたときは、本当に苦痛で会社に行きたくなくなった時期がありました。
CADとはパソコン上で設計図を描く事です。
最初のうちは、なんとか会社に行けていたのですが、だんだん会社にも行けなくなって欠勤が多くなり、会社を休む日が多くなりました。
その時の上司の方は本当に優しい方で、相談にものってくれていたのですが、ついに鬱状態になってしまった私は、自分から退職する旨を伝えました。
その時、私は正社員だったのですが、「契約(社員)でもいいから、残ってくれないか」と言われた言葉が今でも鮮明に残っています。
会社を辞めた私はしばらく働けない期間が続きました。ですが今思うと、この期間は電池でいう充電期間だったと考えています。
鬱病で何もできない期間は充電期間。今でもそう考えています。なので今、鬱病で悩んでいる方は焦らず、ゆっくり休んで、今できることをしていればいいと思います。
また鬱病の時期は電話やメールの応対もできなくなる時があります。実際に私があったのは「なんで(メールの)返事をよこさないんだ!!」というメールを受けた事がありました。
そういう人は鬱病になったことがなく、人の気持ちが分からない人なので無視して大丈夫です。
車と同じように鬱病も「暗いトンネル」の中にずっといるわけではありません。夜が明けるように、必ず明るい日がくる時があります。
今、鬱病の方は、それを信じて、ゆっくりと充電して頂ければと思います。
5月病と鬱病の違いは?
違いの1つとして、その期間の長さがあげられます。5月病は一時的なのに対して、鬱病は継続して気分が落ち込んだり、不眠になったりすることが挙げられます。5月病でも、それを放置すると鬱病になる可能性があります。