2025年12月8日(月)に青森県東方沖でマグニチュード7.5の地震が起き、八戸市で震度6強を観測しました。
スマートフォンの警報音とともに強い揺れを感じて、思わず身構えた方も多かったのではないでしょうか。
その後、ニュースやSNSでは「後発地震注意情報が出ました」という見慣れない言葉が飛び交いましたね。
今回はこの「後発地震注意情報」について調べてみました。
それでは今回もよろしくお願い致します。
「後発地震注意情報」ってどんな情報?
この情報は、地震が起きたあとに、さらに同程度かそれ以上の地震が起こる可能性があると判断されたときに出されるものです。
似ていますが、「余震注意」とは少し違います。
従来の「余震注意」は、あくまで“揺れが続くかもしれない”という一般的なお知らせでしたが、「後発地震注意情報」は、過去のデータから見て“もう一度強い地震が来る確率がやや高い”ときに、特に注意を促すために出します。
こう書くと「また来るの!?」と怖く感じてしまう方もいるかもしれません。でも、この情報は“脅し”ではなく“備えのきっかけ”なんです。
防災士監修の防災グッズ44点セットどう行動すればいいのか
もし「後発地震注意情報」が出たら、まずは落ち着いて、身のまわりを少しだけ点検してみてください。
- 家の中の倒れやすいものを壁際に寄せる。
- 夜なら懐中電灯やスリッパを手の届くところに置く。
- テレビやラジオ、気象庁の公式サイトで最新情報を確認する。
- 崖やブロック塀、古い建物のそばにはできるだけ近づかない。
たったこれだけでも、安全度はずいぶん違います。
不安を感じたら、家族と「次に揺れたらどう動くか」を軽く話し合っておくのもおすすめです。頭の中に“もしも”の行動を描いておくだけで、心構えがぐっと楽になります。
情報との付き合い方
最近はSNSなどで「次はもっと大きな地震が来るらしい!」といった投稿がすぐ広がってしまいますね。でも気象庁の「後発地震注意情報」は、“可能性がある”ことを伝えるための統計的な注意喚起にすぎません。未来を断言したり、何時に来ると予報しているわけではないのです。
だからこそ、焦らずに正しい情報源を見ることが大切です。過去にも、落ち着いて行動した人たちが被害を減らせた例はたくさんあります。恐怖だけが広がってしまうのは一番残念なことです。
「怖い」から「備える」へ
地震は、どうしても避けられない自然の動きです。けれど、どう向き合うかは私たち次第です。
“怖い”で止めずに、“じゃあ備えよう”へと気持ちを切り替える――それこそが防災の第一歩だと思います。
たとえば、今夜は非常用リュックの中身を見直してみてください。電池が切れていないか、食料の賞味期限は大丈夫か。そんな小さな確認が、いざというときの安心につながります。

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