今日、私のスマホに「+63」から始まる見覚えのない番号からショートメッセージ(SMS)がきました。
内容は
「自宅で60~90分のオンラインテストと新製品・サービスのレビューを行い、日給10,000円~50,000円をお支払いいたします。
応募資格:
年齢:20歳以上
日本語または英語の基本的なスキル
間連経験は問いません。
日本の居住権または有効なビザをお持ちの方
ご興味があり、応募資格を満たしている場合は、「はい」と書いて詳細をご確認ください。現時点ではご興味がない場合は「いいえ」と回答してください。
ご連絡をお待ちしております。」
といった内容でした。
もちろん怪しすぎるので無視しました。
今回は+63から始まるショートメッセージについて記事にしてみました。
よろしくお願い致します。
電話番号「+63 ~」の基本情報
+63はフィリピンの国番号です。
つまり、この番号から届いたショートメッセージ(SMS)は、原則としてフィリピン国内の通信回線、またはフィリピンの通信事業者を経由して送信されたものです。
送信元番号の信頼性と確認方法
SMSの送信元番号は、必ずしも実際の発信者を正確に示すものではありません。
特に近年は、SMS送信サービスや海外の配信事業者を利用することで、送信元番号を**偽装(スプーフィング)**することが可能です。
つまり、見かけ上は「+63」から送信されていても、実際の送信者や意図は異なる場合があります。
送信元番号の確認方法
ネット検索を活用
受信した番号をGoogleなどの検索エンジンで検索してみましょう。同じ番号からのSMSについて、他の人が注意喚起している場合もあります。
電話番号検索サイトの利用
迷惑SMSや詐欺SMSが多数報告されている番号は、専用の検索サイトや口コミサイトで情報が共有されています。
総務省の事業者リスト
国内の通信事業者であれば、総務省のリストから事業者を特定できる場合もありますが、海外番号の場合は対象外です。
SMSの送信方式と表示の仕組み
キャリア直接接続
国内の通信キャリア同士でやり取りする方式で、送信元は実際の携帯電話番号になります。
国際網接続
海外の配信事業者を利用し、国際回線を経由して送信される方式です。この場合、送信元番号や表示名を自由に設定できるため、偽装が容易です。
特に「+63」から始まる番号は、国際網接続を使って日本国内にSMSを送るケースが多く、詐欺やフィッシングSMSに悪用されることも少なくありません。
フィリピン番号からのSMSが多い理由
送信コストが安い
海外のSMS配信サービスは、国内キャリア経由よりも安価に大量送信できるため、不特定多数に一斉送信する詐欺グループなどが利用しやすいです。
送信元偽装が容易
国際網接続では送信元番号や表示名を自由に設定できるため、受信者を騙しやすくなっています。
受信した場合の注意点
内容が不明な場合や心当たりがない場合は無視
知らない海外番号からのSMSは、詐欺やフィッシングの可能性が高いため、記載されたリンクをクリックしたり、返信したりしないようにしましょう。
メッセージ内容も検索
SMSの本文をネット検索することで、同じ内容の詐欺事例が報告されていないか確認できます。
スマホの迷惑SMSフィルターを活用
多くのスマートフォンには、海外からのSMSを自動でブロックする機能や、迷惑SMSを振り分ける機能があります。