毎月29日、そして2月9日は「肉の日」と呼ばれ、お肉好きにはたまらない特別な日です。
これは「2(に)9(く)」の語呂合わせから生まれた記念日で、全国の飲食店やスーパーではさまざまなキャンペーンやイベントが行われます。
そんな肉の日にぴったりな、日本が誇る高級和牛「米沢牛」についてご紹介します。
また私の好きな牛タンについてもご紹介します。
それでは今回もよろしくお願い致します。
米沢牛とは
米沢牛は、山形県南部の置賜(おきたま)地方で育てられる黒毛和種の未経産雌牛(出産していないメス牛)で、出荷時の月齢が33ヵ月以上、かつ肉質等級が3等級以上という厳しい基準をクリアした牛だけが名乗れるブランド和牛です。
日本三大和牛の一つに数えられ、その名は全国に知られています。
米沢牛の特徴
米沢牛の最大の魅力は、きめ細かな霜降りと香り高い脂、そして口に入れた瞬間にとろけるような食感です。
その理由は脂質の融点が非常に低く、人肌ほどの温度で溶けてしまうため、口の中で脂の旨味が一気に広がります。
また、赤身には特有の甘みがあり、脂身が苦手な方でも「米沢牛なら胃もたれしない」と評判です。
米沢牛は未経産の雌牛に限定されているため、肉質がきめ細かく(小ザシ)、香りも豊かです。
このこだわりが、他の和牛ブランドにはない上質な味わいを生み出しています。
歴史と伝統
米沢牛の歴史は150年以上に及びます。
もともと農耕や運搬用として飼育されていた牛が、明治時代に外国人教師チャールズ・ヘンリー・ダラス氏によってその美味しさが広められ、横浜を経由して全国へと名が知られるようになりました。
置賜地方(おきたまちほう)は、冬は氷点下、夏は蒸し暑いという厳しい気候条件ですが、この環境が牛の成長に良い影響を与え、肉の旨味をさらに引き立てています。
また、地元で採れた良質な稲わらや独自にブレンドした飼料を与えるなど、伝統的な飼育方法が守られています。
米沢牛のおすすめの食べ方
米沢牛の美味しさを存分に味わうなら、以下の食べ方がおすすめです。
- ステーキ:霜降りの柔らかさと脂の旨味をダイレクトに堪能できます。レア~ミディアムレアで焼くと、口の中でとろける食感が楽しめます。
- しゃぶしゃぶ:サッとお湯にくぐらせるだけで、脂の甘みと赤身の旨味が引き立ちます。アクが出やすいので、こまめなアク取りがポイントです。
- すき焼き:野菜や豆腐と一緒に割り下で蒸し焼きにする置賜風すき焼きは、米沢牛の脂と具材の旨味が絶妙に絡み合います。
- ハンバーグ:米沢牛100%のハンバーグは、肉汁と旨味が溢れ出す贅沢な一品です。
肉の日に米沢牛を味わおう
肉の日は、普段よりちょっと贅沢なお肉を楽しむ絶好のチャンスです。
全国の食肉店や飲食店では、肉の日限定のキャンペーンや特別メニューが登場することも多いので、ぜひこの機会に米沢牛を味わってみてはいかがでしょうか。
米沢牛は、長い歴史と厳しい基準、そして生産者のこだわりによって守られてきた日本屈指のブランド和牛です。
とろける食感と深い旨味を、ぜひ肉の日に体験してみてください。
仙台の牛タンもオススメ
宮城県仙台市(やまがたけん せんだいし)は山形県米沢市の隣県なので、仙台に行ったときは、よく牛タンを食べていました。
仙台は牛タンで有名な所です。
米沢市にもあるのですが、焼肉だけでなく冷麺も食べられる「やまなか家」さんもオススメです。