インターネット契約を検討する際、同じ「So-net」ブランドでも複数の光回線サービスが提供されています。
代表的なのが「So-net光S/M/L」と「So-net光×auひかり」です。それぞれのサービス内容や特徴を整理し、皆さんに最適なプラン選びの一助となるよう比較解説します。
それでは今回もよろしくお願い致します。
So-ne光 S/M/Lとは
So-net光S/M/Lは、2024年3月から新たに始まったSo-netの独自の光インターネットサービスです。NTT東日本・西日本の光コラボレーションモデルをベースにしつつ、ユーザーのニーズに合わせて3つの料金・速度プラン(S・M・L)から選べるのが最大の特徴です。
プランごとの違い
プラン名 | 通信速度 | 夜間・混雑時 | 料金 | 主な対象 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
S | 最大1Gbps(理論値) | 速度制限有 | 最も安価 | ライトユーザー | 日中のみ利用・コスト重視 |
M | 最大1Gbps(理論値) | 安定 | 標準価格 | 標準利用者 | 速度と料金のバランス重視 |
L | 最大1Gbps(理論値) | ほぼ影響なし | 最も高価 | ヘビーユーザー | 混雑時でも快適、動画やゲーム快適 |
- Sプランは、日中中心の利用や動画視聴が少ない方に最適。夜間や回線混雑時には速度制限がありますが、その分月額料金が安くなっています。
- Mプランは、バランス重視の標準プラン。混雑時もある程度の速度が保たれており、一般家庭には十分な性能です。
- Lプランは、大容量通信を頻繁に行うヘビーユーザー向け。夜間や混雑時でも速度低下しにくい回線帯域が確保されています。
どのプランも「v6プラス」に標準対応し、Wi-Fiルーターオプションや定期契約縛りがなく、いつでも月2回までプラン変更が可能です。
So-net光×auひかりとは
「So-net光×auひかり」は、KDDIが提供する“auひかり”の回線インフラをSo-netがプロバイダとして提供する形態です。つまり、回線はauひかりネットワーク、プロバイダはSo-netを選択することで、双方のサービスを組み合わせられます。
主な特徴
- 独自の高速伝送技術で混雑時でも比較的安定した速度
- 最大10Gbps/5Gbps/1Gbpsなどエリアによって複数のプラン
- 他社とは物理的に異なる独自回線網(NTT回線を使う他社光コラボとは違う)
- auスマートバリュー割引など特典多数
- 定期契約(2年など)がメイン
特に一戸建てやマンション設備によって選べる速度プランや、auスマホの利用者向け割引などが強みです。
比較表
項目 | So-net光S/M/L | So-net光×auひかり |
---|---|---|
回線提供元 | NTT東/西日本(光コラボ) | KDDI(auひかり) |
プロバイダ | So-net | So-net |
プラン構成 | S/M/Lの3段階 | 1Gbps, 5Gbps, 10Gbps(エリア対応) |
速度(理論値) | 最大1Gbps | 最大10Gbps(対応エリアのみ) |
速度の安定性 | プランにより変動 | 比較的安定 |
料金帯 | S<M<L | プランとエリアで変動 |
定期契約 | なし | あり(主に2年など) |
auスマートバリュー | なし | あり |
提供エリア | 全国(NTTフレッツ回線利用エリア) | 限定(主に都市部、大阪等NGエリアあり) |
ルーター特典 | v6プラス標準、オプション無料など | プランによりルーター無料レンタル等 |
契約変更柔軟性 | いつでもプラン変更OK | プラン変更は柔軟性低め |
どちらを選ぶべき?
- 安く・柔軟に使いたい方やライトユーザー → So-net光S/M/Lが向いています。月単位でプラン選択や変更ができ、契約縛りも無いので、利用スタイルが変わりやすい方やコスト最重視派にピッタリです。
- 速度と安定性、特典を重視したい方 → So-net光×auひかり。auユーザーや4K動画やオンラインゲーム、ファイル転送など重い通信を日常的に行うユーザーには最も快適。対応エリア内であれば爆発的な速度が期待できる上、auスマホの割引も加わります。
(補足)So-net光プラス戸建 東日本は今はどのプラン?
現在のSo-net光プラス戸建 東日本のプランは、「So-net光Mプラン」として新しくリニューアルされています。
従来の「So-net光プラス」は2024年にサービス体系が整理され、「So-net光S/M/L」の3プラン体制へ変更されました。
その中で戸建向けは「Mプラン」が該当し、月額料金は5,995円(税込)が一般的です。
なお、旧「So-net光プラス」から契約を引き継ぐ場合も、内容や料金と大きな違いはありませんが、新規やプラン変更の際にはこの新しいプラン体系に自動的に適用されます。
注意点
- auひかりは物理的なエリア制限があります(主に関東・関西・都市部)。
- So-net光S/M/Lでもプランによって混雑時の速度に差があることに注意。
- 料金はキャンペーンや契約状況により変動しますので最新情報は公式ページやサービス比較サイトをチェックしましょう。