たまにサイバー攻撃のニュースで「DDoS攻撃」という用語を聞くことがあります。
今回は「DDoS攻撃」という用語について、分かりやすく説明します。
「DDoS」は日本語で「ディードス」と読みます。
それでは今回もよろしくお願い致します。
目次
DDoS攻撃ってどんなもの?
名前にはどんな意味があるの?
DDoSは「Distributed Denial of Service」の略で、日本語にすると「分散型サービス妨害攻撃」と言います。
簡単に言えば、「たくさんのコンピュータを使って、ネット上のサービスをわざと混雑させる攻撃」です。
どんな風に被害が出る?
たとえば、人気ラーメン屋さんに大行列ができて、本当にラーメンを食べたい人が入れなくなる状況を想像してください。
DDoS攻撃は、ネット上でこの「偽の行列」を大量に作るイメージです。アクセスが殺到し、本当に使いたいユーザーがサービスを使えなくなります。
どうやって攻撃するの?
世界中のコンピュータが使われる!?
DDoS攻撃は、一人の犯人が攻撃するのではなく、世界中のパソコンやスマホが利用されます。
実は、ウイルスに感染したパソコンなどが、知らない間に攻撃の“手先”にされているケースがたくさんあります。
どのサービスが狙われる?
銀行やショッピングサイト、ゲームサービス、行政のページなど、ネットにあるものなら何でもターゲットになります。
本当にそのサービスを使いたい人が利用できなくなり、業務や生活に大きな影響が出ることもあります。
被害を防ぐにはどうしたらいい?
企業側の対策
・アクセスの量を見張り、異常なアクセスをシャットアウトする仕組みを導入。
・1カ所だけでなく、世界各地にサーバーを分散して負荷を分ける工夫。
私達個人にできること
・パソコンやスマホのソフトを常に最新の状態にする。
・怪しいメールや、不審なサイトを開かないことを心がける。

