投稿が遅くなってしまったのですが先月末に「+8906241762」という見慣れぬ番号からスマホに電話がありました。
出なかったのですが、留守電に中国語の後に日本語で「出入国管理局です。重要な書類のお知らせがあります。在留資格に影響する可能性があります。」そして、また中国語のメッセージが入っていました。
もちろん無視したのですが、皆さんにもこんな迷惑電話があるという事を知って頂きたく記事にしてみました。
それでは今回もよろしくお願い致します。
+89で始まる番号の正体
まず最初に着目したいのは「+89」という国際電話の国番号です。
日本の国番号は「+81」ですが、「+89」という番号は公式な国コードの一覧には存在していません。そのため、実際には国際電話としては成り立たない番号形式と言えます。
「+89」から始まる番号は、日本国内でも実在しないもので、海外の実在国にも割り当てられていない番号であることがわかります。
つまりこのような番号から着信があった場合、ほとんどがシステムのいたずらや、何らかのスパム、詐欺的な意図で偽装された番号の可能性が高いです。
なぜこの番号から電話が来るのか
AIで過去の膨大な番号の傾向データを分析すると、「実際に存在しない国番号」や「日本国内の割り当て外」の番号からの着信は、主に次のようなケースで利用されています。
- 自動音声を使った詐欺電話や、ワン切りによる折り返しを狙った手口
- 出会い系サイトなどへの誘導を目的とする業者
- 技術的な番号偽装による迷惑電話・いたずら電話
特に、近年はIP電話や特殊な発信サービスが進化しており、発信番号自体を偽装できる技術が一般にも出回っています。そのため、実在しない電話番号からの着信が増えているのが現状です。
折り返し電話は絶対にしないで
このような見知らぬ番号や、「+89」など公式に存在しない国番号から着信があった際は、絶対に折り返し電話をかけたり、指示された通話アクションに従ったりしないでください。
高額請求(いわゆるワン切り詐欺など)や、個人情報搾取のリスクが高いためです。
一般的に、日本国内の主要キャリアや信頼できる相手からであれば、「+81」の日本の国番号や、「090」「080」「070」といった番号が採用されています。
「+89」ではじまるものは要注意です。
もし同様の着信があったら?
- 着信を無視し、着信履歴やSMSが届いた場合も無視する
- 念のため、電話番号検索サイトで扱い状況を確認する
- 「怪しい」と感じたら、通信会社や警察サイバー犯罪相談窓口にも相談可能
見知らぬ番号からの電話は、不用意に応答せず、冷静に情報確認することが重要です。