今回はFreeBSD(フリービーエスディー)についてご紹介します。このFreeBSDを理解するには相当な時間が必要です。
私も以前いた職場で、このFreeBSDの存在を知り、勉強したのですが、覚えなければいけないことも多く、初めのうちは参考書やネットを見てもチンプンカンプンでした。
最近になって、また勉強したいと思い、今回改めて記事にしてみました。
勉強するにはFreeBSDの公式のハンドブックがオススメです。
書籍の方はずっと新しいものが出ておらず、情報が古いため、それを使って設定などをすることはオススメできません。
初めのうちはFreeBSDのインストール方法でつまづく方もいらっしゃるかと思いますが、今回は割愛させて頂きます。
それでは今回もよろしくお願い致します。

FreeBSDとは?
FreeBSDは、オープンソースのUNIX系オペレーティングシステム(OS)です。
UNIX系とは…昔から使われている「UNIX」というOS(基本ソフト)の考え方ややり方を受け継いだソフトです。例:LinuxやFreeBSDなど。
オープンソースとは…プログラムの中身(ソースコード)がみんなに公開されていて、誰でも使ったり、直したり、配ったりできるというものです。
カリフォルニア大学バークレー校が開発したBSD(Berkeley Software Distribution)というOSファミリーのひとつで、1993年に初版がリリースされました。
WindowsやMacと同じくOSの一種ですが、サーバー用途や高速・高安定なネットワーク用途で特によく使われています。
FreeBSDの特徴
・安定性・信頼性が高い:長時間稼働するサーバーや、負荷の高い用途でも安定して動作します。
・高いセキュリティ:セキュリティ対策やユーザー管理の機能も充実しています。
・カスタマイズ性能:必要な機能やソフトウェアを自分好みに追加・削除できます。
・幅広い対応:PC、サーバーだけでなく、組み込み機器やクラウド環境でも動作可能。
・オープンソース&BSDライセンス:誰でも無料で利用・改変・配布でき、商用利用も自由です。
FreeBSDでできること
・ウェブサーバーやメールサーバーなどのネットワークサーバ構築
・高速ルーターやファイアウォール、データベースサーバなどのインフラ用途
・ソフトウェア開発や教育、デスクトップ環境にも利用可能
・標準搭載の「Portsコレクション」を使うことで、3万以上のソフトウェアを簡単にインストール可能
FreeBSDの勉強方法
FreeBSD初心者が学習を始める場合、以下の手順がオススメです。
公式ドキュメントを読む
FreeBSDには公式の「ハンドブック」や基礎知識解説サイトが多数あるので、まずはそれを読んで全体像を理解。
仮想環境や自宅PCでインストールしてみる
実際にFreeBSDを仮想マシン(VirtualBox等)や使っていないパソコンにインストールし、OSの操作やコマンドに慣れるのが効果的です。
私はVirtualBoxも使った事がありますが、今は使っていないパソコンにインストールしています。
基本コマンドとユーザー管理を習得
ユーザー作成、ファイルの確認・操作、ネットワーク設定、パッケージのインストールなど、UNIX/Linuxの基礎を実践的に学ぶ。
サーバー構築を試す
ウェブサーバ(Apache、Nginxなど)やファイルサーバ構築、小規模なネットワーク実験をしてみましょう。実践的に触れることで理解が深まります。
分からない箇所はネット、コミュニティを活用
公式フォーラム、Qiita・Zennなどの技術共有サイトで調べるのも有効です。