携帯電話にあらたに「060」から始まる番号が追加されることになったそうです。
今現在は「090」「080」「070」の番号が使われていますが、一人で複数の携帯を持っている方も多い事から、残りの番号が少なくなってきたため、今回「060」を追加することになったとの事。
今回は、それにともなって携帯の電話番号の歴史について、まとめてみました。読んで頂けると嬉しいです。それでは今回もよろしくお願い致します。
携帯電話番号の歴史について
030の誕生
1979年に自動車電話サービスが開始され、専用番号として「030-××-×××××」のような10桁の番号が割り当てられました。
これは私も知らなかったのですが、自動車電話サービスとは、自動車のバッテリーを電源として、自動車の中から通話できる電話サービスです。
090の誕生
1999年1月1日に携帯電話やPHSの電話番号が10桁から11桁に増え、最初の3桁の番号が携帯電話は「090」、PHSは「070」に統一されました。
ここでPHSという言葉が出ましたが、PHS(Personal Handy-phone System)とは、日本初の移動体通信サービスとして1995年に登場した簡易型の携帯電話です。小型で個人が簡単に扱えて価格も安いという特徴から「ピッチ」という愛称で広く普及しました。
080の誕生
携帯電話番号が足りなくなってきたため2002年から「080」が使われるようになりました。
070の誕生
070で始まる番号は、元々はPHSに割り当てられていた番号です。そのため070と言えばPHSをイメージする方も多いですが、近年では携帯電話を新規に契約したときにも070番号になることがあります。
PHSは2021年1月で完全にサービスが終了しました。そのため、今かかってくる070番号にPHSからのものはありません。携帯電話からの電話だと思っていいです。
070は2013年11月1日(金)から携帯電話番号として使われるようになりました。
新しく060追加へ
060の番号は早ければ年内にも事業者への割り当てが始まるそうです。年内に実現すれば、新しい番号は11年ぶりとなります。060から始まる番号が加わると、9000万件ほど未使用の番号が増える見通しです。