Googleアドセンスは、個人ブログから企業サイトまで幅広く利用されている代表的なクリック報酬型広告サービスです。
アドセンス広告にはさまざまな種類がありますが、現在主流となっているのが「ディスプレイ広告」「インフィード広告」「記事内広告」「Multiplex広告(旧:関連コンテンツ)」の4タイプです。
各広告の説明の下にはそれぞれの広告を張ってみたので、その違いについて把握して頂ければと思います。
本記事では、それぞれの特徴と効果的な使い分けについて、実践的な視点で解説します。
それでは今回もよろしくお願い致します。
目次
1. ディスプレイ広告
特徴
- 最もよく見かけるアドセンス広告。
- 画像・テキストで構成され、バナー型・サイドバー型・四角型など、サイズやレイアウトも柔軟。
- 自動で画面サイズに合わせてレスポンシブ表示される。
- ページのどの位置にも設置可能。
向いている場所・使い分け
・ページ上部、記事中、記事下部などクリック率の高い位置に配置。
・まずは万能型のディスプレイ広告を1枚は設置するのがおすすめ。
2. インフィード広告
特徴
- サイトの一覧やフィード(記事一覧やカテゴリーページ)に、自然に溶け込むように表示されるネイティブ広告。
- サイトデザインに合わせてカスタマイズが可能。
- コンテンツと馴染みやすく、広告感が少ない分、ユーザーに敬遠されにくい。
向いている場所・使い分け
・記事一覧の間、カテゴリーページ、特集リストの合間など。
3. 記事内広告
特徴
- 記事本文の段落と段落の間に挿入する広告ユニット。
- フォントサイズや色、レイアウトは自動で調整されるため、自然な配置が可能。
- 本文と連続して表示されるため、クリック率・視認性ともに高い。
向いている場所・使い分け
・記事本文の冒頭、真ん中、または結論付近の段落間。
・特に長文記事で威力を発揮し、ユーザーの離脱を防ぎながら収益化が可能。
4. Multiplex広告(旧:関連コンテンツ)
特徴
・関連記事と広告をまとめてタイル状に表示するネイティブ広告。
・サイトのページビュー数・滞在時間向上にも効果的。
・サイトの規模や記事数の一定基準を満たすことで利用可能。
向いている場所・使い分け
・記事下部やサイドバー、フッターエリアなど。
・訪問者が記事を読み終えた後の導線として最適。関連記事とのシームレスな切り替えが強み。
4タイプの使い分けのコツ
広告タイプ | 特徴 | 最適な配置例 | 効果的なサイト例 |
---|---|---|---|
ディスプレイ広告 | 万能型。画像やテキストで目立つ | 記事上・記事下・サイドバー | ほぼ全てのサイト |
インフィード広告 | ネイティブ型。フィードに溶け込む | 記事一覧やカテゴリ間 | ポータル・メディア型 |
記事内広告 | 段落間に挿入。自然に表示される | 本文中(段落間) | 長文・記事中心のサイト |
Multiplex広告 | 記事下で関連記事と併設。収益もPVも伸びる | 記事下、フッター | 一定規模以上のサイト |
実践ポイント
・各広告タイプの特徴を理解し、コンテンツや読者の閲覧動線に合わせて配置を工夫することが収益化のカギです。
・スマホユーザーが多い場合は、サイドバーよりも本文内・記事下への設置がおすすめ。
・Multiplex広告は利用できるなら必ず活用し、他の広告と併用してユーザー体験を損なわない配慮も大切です。