今回は山形県米沢市(やまがたけん よねざわし)の2025年5月2日(金)に行われた上杉まつり。武禘式(ぶていしき)の様子をご紹介します。
武禘式は上杉神社(うえすぎじんじゃ)横にある伝国の杜(でんこくのもり)広場で18時30分~19時30分まで行われました。
それでは今回もよろしくお願い致します。


目次
武禘式とは?
山形県米沢市の上杉まつりで行われる武禘式(ぶていしき)は、上杉謙信の出陣の儀式を再現するイベントです。
毎年5月2日に行われ、かがり火の中で五沾水(ごてんすい)の義や軍神勧請(ぐんしんかんじょう)などの儀式が約1時間にわたり荘厳に行われます。
戦国時代の雰囲気を現代に伝える、上杉まつりの重要な行事の一つです。






五沾水(ごてんすい)の義とは?
五沾水の義は、上杉謙信が戦に出陣する前に、軍勢の結束を固めるために行った儀式です。
具体的には、水をかけた五つの石(五沾水)を用いて、軍勢の士気を高め、勝利を祈願する意味合いがあります。
謙信が水をかけることで、軍全体が一体となり、戦への決意を新たにする象徴的な行為とされています。




軍神勧請(ぐんしんかんじょう)とは?
軍神勧請は、戦いの前に軍神(戦いの神様)を勧請(招き入れる)する儀式です。
上杉謙信は毘沙門天を信仰しており、この儀式を通じて毘沙門天などの軍神に戦勝を祈願し、軍勢を守護する力を得ようとしました。
かがり火の中で行われることが多く、厳粛な雰囲気の中で神聖な力を借りるための重要な儀式です。



2025年5月2日の武禘式の様子・動画付き
雨の中、武禘式(ぶていしき)開幕。上杉太鼓もカッパを着ていました。
上杉謙信公登場のシーンです。
砲術隊の登場
上杉謙信公、壇上へ
火縄銃の発砲
毘沙門天の旗印を渡すところ
雨の中の火縄銃
上杉謙信公による「えいえいおーおー」
終始雨の中、武禘式が無事終了しました。